デッサンとは?初心者向けにわかりやすく解説!デッサンをする意味とその効果

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「デッサン」とは絵を描く上で重要な基礎練習ですが、初心者の方にとっては「なんだか難しそう」と感じるかもしれません。

今回は、「デッサンが何なのか」「なぜデッサンを練習する必要があるのか」を、初心者向けにわかりやすく解説します。

私はデッサンはスポーツに例えると筋トレだと思っています。基礎力は無いよりあったほうが良いのです。

デッサンを始めたいけれどイメージが湧かないという方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

デッサンとはフランス語で「素描」という意味

デッサン(Dessin)はフランス語で「素描(そびょう)」を意味します。簡単に言うと、「物の形や質感、光と影などを鉛筆などでシンプルに描き出す練習」のことです。

デッサンは完成品を目指すものではなく、「観察力」と「描写力」を養うためのトレーニングと考えてください。
美術大学の試験科目や、プロのアーティストが日常的に取り組む基礎練習としても有名です。

私も大昔に美大受験のためにデッサンをたくさんやりました。私のデッサン力のピークは受験の時だと思います。笑

デッサンの目的と効果

デッサンには、以下のような目的と効果があります。

(1) 物を正確に見る力を養う

デッサンの目的の一つは「観察力」を鍛えることです。

日常生活で私たちは物を何気なく見ていますが、実際に細部まで観察して描こうとすると、意外と見逃している部分が多いことに気づきます。
デッサンを通じて、形やバランス、光と影など、物の本質を正確に捉える力が身につきます。

(2) 絵を描く基礎力が身につく

デッサンを繰り返すことで、形の取り方、線の引き方、影の付け方など、絵を描く上で必要な技術が向上します。

これらのスキルは、オリジナルのイラストを描く際にも活かせます。

(3) 光と影の関係の理解が深まる

デッサンでは、物に当たる光とその影を描写します。この練習を繰り返すことで、立体感や奥行きを表現する力が養われます。

立体的に描く技術は、リアルな絵だけでなく、デフォルメしたイラストにも活用できます。

(4) 描く自信がついてくる

デッサンを積み重ねていくと物を描くことに対する自信がついてきます。

「難しそう」と感じていた物も、繰り返し練習することで描けるようになるのです。

初心者がデッサンを始めるためのポイント

デッサンに興味を持ったら、まずは気軽に始めてみましょう。以下のポイントを押さえるとスムーズに取り組めます。

(1) 必要な道具を揃える(一般的な鉛筆デッサンの道具の例)

デッサンに必要な道具はシンプルです。初心者の方は以下を用意するといいでしょう。

• 鉛筆(HB、2B、4Bなど)
• 消しゴム(柔らかめのものがおすすめ)
• スケッチブックや画用紙
• モチーフ(描く対象となる物)

【デッサンは鉛筆以外でもできる】

鉛筆デッサンの道具をご紹介しましたが、道具はボールペンであっても良いのです。理想はご紹介した道具ですが、そろえるのが難しい場合は道具は柔軟に考えると良いですよ

(2) 簡単な形の物を描くことから始める ※用意するのは写真ではなく実物

初心者は、シンプルな形の物からデッサンを始めるのがおすすめです。特別な物を用意しなくても家にある物で十分です。写真ではなく実物を見て描く練習をおすすめします。

• 球体(リンゴやオレンジなど)
• 箱(牛乳パックやティッシュ箱など)
• 円柱(ペットボトルや缶など)

(3) じっくり観察する

描き始める前に、モチーフをじっくり観察しましょう。
・形はどうなっているか?
・質感はどうなっているか?
・光はどこから当たっているか?
・影はどのようにできているか?

観察した結果を頭の中で整理してから描き始めることで、より正確なデッサンができます。

(4) 力を入れすぎずに描く

初心者はつい鉛筆を強く握りがちですが、リラックスして描くことが大切です。線を軽く描くことで、修正がしやすくなりますし、絵全体が自然な仕上がりになります。

「失敗しないようにしよう!」「上手く描こう!」と思うと緊張して力が入ってしまいますので、余計なことは考えず目の前のモチーフに集中することが大切です。

デッサンの具体的なやり方の一例

デッサンのやり方も正解は無いと思っています。
別記事で私なりのデッサンのやり方について詳しく書きますので、今回はなんとなくイメージを持ってもらうためにやり方の一例をお伝えします。

1: 大まかな形を描く

最初にモチーフの形をざっくりと描きます。この段階では細部を気にせず、全体のバランスを意識しましょう。

2: 光と影を観察する

モチーフにどのように光が当たっているのかを観察します。光が当たる部分は明るく、影になる部分は暗く描きましょう。

3: 細部を描き込む

最後に細かい部分を描き込みます。質感や影の濃淡を表現することで、絵に立体感が生まれます。

デッサンは毎日10分(以下でも)続ける

デッサンを上達させるには、継続して練習することが大切です。

(1) 1日10分でも続ける

長時間描く必要はありません。短い時間でも毎日練習することで、観察力と描写力が少しずつ向上します。

(2) 描いた絵を見直す

完成したデッサンを見返し、自分の改善点を探してみましょう。「次はもっと影を濃く描こう」など、具体的な目標を立てると良いです。

(3) 上手い人のデッサンを見る

他の人のデッサンを参考にするのも効果的です。「こうやって影を描くんだ」「こんな風に線を使うんだ」と、新しい発見があります。

デッサンが活かせる場面

デッサンの技術が身につくと、以下のような場面で役立ちます。

・イラストやキャラクターデザイン: デフォルメキャラやアニメーションの基礎に活用できます。
・絵画や油彩: 完成作品の下絵を描く際に役立ちます。
・デザインや建築: 図面やスケッチの表現力が向上します。

    デッサンはあらゆるアートの基礎として応用が効くので、絵柄を変えたり、新しい絵のジャンルに挑戦するのもスムーズになります。

    デッサンは気軽に始めて長く続ける

    デッサンは「絵を描く基礎力」を養うための練習であり、観察力や描写力を高める絶好の方法です。初心者でも、簡単な道具とモチーフから始めれば気軽に取り組めます。

    デッサンを繰り返すことで、絵を描くことがもっと楽しくなり、自分の成長を感じられるようになります。

    あと重要なことですが、デッサンは失敗しても全部手元に置いておいてください。置いておくのが難しければスマホなどで撮影して保存してください。

    自分の成長の過程を見るのは必ず自信に繋がります!
    自分の実力を客観的に分析することもできます。

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