スケッチブックは絵を描く人にとって欠かせないアイテムです。
しかし、一口にスケッチブックと言っても、紙質・綴じ方・サイズ・用途 によって多くの種類があります。
「どのスケッチブックを選べばいいの?」
「水彩やコピックに適した紙ってどれ?」
そんな疑問を解決するために、本記事ではスケッチブックの種類を解説します!
スケッチブックの基本構造(綴じ方)
スケッチブックは、紙の綴じ方によって使い勝手が変わります。
主な綴じ方とその特徴を見ていきましょう。
(1) リング綴じ(スパイラルバインド)
📌 特徴
✔ ページを360°開けるので、描くときに邪魔にならない
✔ 片手で持ってスケッチしやすい
✔ 1ページずつ簡単に切り取れる
📌 おすすめ用途
✅ 屋外スケッチ(風景画、スケッチ練習)
✅ 1枚ずつ取り出して作品を保存したい人
📌 代表的なスケッチブック
• マルマン「クロッキー帳」「ヴィフアール」
• ストラスモア「スケッチブック」
(2) 天のり綴じ(パッドタイプ)
📌 特徴
✔ 上部が糊で固定されており、1枚ずつめくって使用可能
✔ 描き終わったら簡単に切り離せる
✔ フラットな状態で描ける
📌 おすすめ用途
✅ 水彩・マーカーなどの作品制作
✅ イラスト・デザインのラフスケッチ
📌 代表的なスケッチブック
• ホルベイン「ウォーターフォード水彩紙パッド」
• キャンソン「ミ・タント」
(3) 中綴じ(ホチキス綴じ)
📌 特徴
✔ ノートのようにパタンと開く
✔ 軽くて持ち運びやすい
📌 おすすめ用途
✅ 日記のようにスケッチを描き溜めたい人
✅ イラストのアイデア帳
📌 代表的なスケッチブック
• マルマン「図案スケッチブック」
紙の種類(用途別)

例えば、水をたっぷり使いたいのに専用の紙以外のスケッチブックを使うと、紙がふやけてきれいに仕上がりません。
スケッチブックの紙質は、鉛筆・ペン・水彩・マーカーなどの画材によって適したものが異なります。
以下の用途別に最適な紙を紹介します。
(1) 鉛筆・シャープペン・木炭向け
📌 必要な紙の特徴
✔ ざらつき(凹凸)が適度にある(鉛筆のノリが良い)
✔ 消しゴムを使っても毛羽立ちにくい
📌 おすすめスケッチブック
✅ マルマン「クロッキー帳」(薄くて軽いクロッキー用紙)
✅ ストラスモア「スケッチブック」(鉛筆スケッチ向きの紙質)
✅ ファブリアーノ「アカデミア」(鉛筆・木炭スケッチ用)
(2) インク・ペン画・コピック向け
📌 必要な紙の特徴
✔ 滲みにくく、ペン先が滑りすぎない紙
✔ インクが裏抜けしにくい
📌 おすすめスケッチブック
✅ ホルベイン「アイビス スケッチブック」(裏写りしにくい)
✅ ストラスモア「ブリストルスケッチブック」(ペン画やコピックに最適)
✅ キャンソン「ミ・タント」(厚手でペン画向き)
(3) 水彩・ガッシュ向け
📌 必要な紙の特徴
✔ 水を含んでも波打ちにくい
✔ 表面が強く、こすっても破れにくい
📌 おすすめスケッチブック
✅ アルシュ「水彩紙」(高級水彩紙で発色が良い)
✅ ホルベイン「ウォーターフォード」(耐水性が強い)
✅ マルマン「ヴィフアール」(コスパの良い水彩紙)
(4) パステル・色鉛筆向け
📌 必要な紙の特徴
✔ ざらつきがある(パステルが定着しやすい)
✔ 耐久性があり、層を重ねても破れにくい
📌 おすすめスケッチブック
✅ キャンソン「ミ・タント」(パステル向きの定番)
✅ ストラスモア「パステルスケッチブック」(色鉛筆やパステル向き)
✅ ファブリアーノ「ティントレット」(色鉛筆やクレヨンにも適応)
サイズ別の選び方
スケッチブックのサイズも用途に合わせて選びましょう。
サイズ | 用途 |
A4(210×297mm) | 持ち運びしやすく、細かいスケッチ向き |
B4(257×364mm) | しっかり描き込むイラストやデザイン向き |
F6(410×318mm) | 水彩や本格的な作品制作向き |
A5・B5 | メモやアイデアスケッチ向き |
ポケットサイズ | 屋外スケッチや旅行用に便利 |
どんなシーンで使うか を考えて選ぶと、自分に合ったサイズが見つかります!
自分にぴったりのスケッチブックを選ぼう!

私はスケッチブックを「パッケージがカッコいい!」という理由で買うことがあります。持っていてテンションが上がるスケッチブックっていいですよね。
✔ 綴じ方で選ぶ(リング綴じ・天のり・中綴じ)
✔ 紙質で選ぶ(鉛筆・ペン・水彩・パステル用など)
✔ サイズで選ぶ(持ち運びや用途に応じて)
スケッチブックは、自分の描きたい絵に合わせて選ぶことが大切 です。
好みのスケッチブックを見つけて、楽しく絵を描いていきましょう!
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