絵を描くことが好きでもモチベーションを維持するのは簡単ではありません。「描きたいけど気分が乗らない」「途中で気が散ってしまう」ということは誰にでもあります。

私もモチベーションが落ちることがあります。
今回は、絵を描くモチベーションを維持するための具体的な方法を解説します。
【今回のポイント】
①モチベーションが続かない原因を理解する
②自分に合った対策を見つける
③モチベーションを維持するためのメンタルの保ち方を身につける
この3つをなんとなく理解しておくことをおすすめします。
モチベーションが下がる原因の例 5つ
まず、絵を描くモチベーションが下がる主な原因を5つご紹介します。自分にどの原因が何が当てはまるかなんとなく理解しておくと対策が見えてきます。
①自分の絵に満足できない
「思ったように描けない」「上手くならない」という不満が、やる気を奪います。
→上手く描こうと意識すると緊張して手が止まるものです。
②目標が高すぎる
完璧を目指しすぎて、自分にプレッシャーをかけてしまっていませんか。
→①と似たようなことかもしれませんが、高すぎる目標を設定すると今の技術の無さに焦りを感じて手が止まります。
③アイデアが浮かばない、描こうとしている物の形がよくわからない
描きたいものが見つからない、描こうとしている物はあるけど形をよく知らない場合も手が止まりがちです。
→自分の頭の中だけで解決しようとしていませんか。アイデアや物の形は情報収集が必要です。
④他人と比べて落ち込む
SNSなどで他の人の作品を見てレベル(技術力やセンス)の違いに劣等感を抱くのはあるあるです!
→これに悩む人は多い!

SNSでもリアルでも、劣等感や嫉妬心を感じる相手と、素直に憧れを持てる相手がいました。自分と似ている人には変なライバル意識を持ってネガティブになりやすかったです。(昔の話です)
⑤単純に疲れている
心や身体が疲れているときはモチベーションも低下しがちで当たり前です。
→絵を描くためには集中力や筋力が必要で、想像している以上にエネルギーが必要です!

絵を描くモチベーションを維持する10の方法
①小さな目標を設定する
「1日10分…いや1分だけ描く」「1枚のスケッチを完成させる」など、達成しやすい目標を立てましょう。
小さな成功体験が積み重なると、自然とやる気が湧いてきます。
②描いた絵は保存して自分の成長を記録
過去に描いた絵を振り返り、自分の成長を実感してニヤニヤすることは大きな励みになります。
定期的に絵を見返すことで、上達の道の喜びを再確認しましょう!
③新しい画材ややったことがない技法を試す
新しいペンや絵の具、紙などを使うと、新鮮な気持ちで描けます。
技法やスタイルの実験もマンネリ解消につながります。
④絵のネタ、インスピレーションの源に触れる
自然、映画、音楽、本など、自分の心が動くものに触れることでアイデアが生まれます。
美術館やギャラリーで様々な作品を見て刺激を受けるのもおすすめです。
⑤描くテーマを普段と違うものにする
「上手く描かなければいけない」「いいねが沢山欲しい」「喜ばせたい」というようなプレッシャーを外し、好きなものを自由に描くと心が開放されます。
普段は描かない絵(好きなキャラクターとか)を描いてみたり、無心で線を引くだけでも気持ちがリセットされます。
⑥時間や色などに制限をつけて描く
あえて時間や道具に制限を設けると、新しい発想が生まれやすくなります。発見も多いものです。
例えば「5分で描き上げる」「色鉛筆3色だけで描く」といったことをやってみるとおもしろいですよ。
⑦優しい仲間と交流する
絵を描く仲間をつくるのもいいです。地域やSNSなどのコミュニティに参加すると、お互いに良い刺激を与え合えます。
ただし、やる気を削ぐような批判をする人がいるコミュニティはおすすめしません。お互い前向きに支え合えるような場を選びましょう。
⑧絵を描かない日も大切
「今日も絵を描かなきゃ」と無理をすると、絵を楽しむ余裕がなくなってきます。
必要に応じて休むことも大切です。
描くこと以外の趣味に時間を使ってリフレッシュしましょう。その方がアイデアも湧いてきたり、凄く絵を描きたくなったりします。
⑨自分へのご褒美を設定する
目標を達成したら、自分に小さなご褒美を与えましょう。
お気に入りのスイーツや、新しい画材などがモチベーションになります。
⑩自分だけのルールを作る
「毎朝コーヒーを飲みながらスケッチする」「夜10分だけ描く」など、自分なりのルーティンを作ると、習慣化しやすくなります。

モチベーションを維持するためのメンタルの保ち方
①上達のスピードは人それぞれ!周りは気にしなくて良い
よくある話ですが、他人と比べるのではなく「昨日の自分」との違いに目を向けましょう。
少しずつでも続けることで確実に成長します。
成長した自分にニヤニヤするためにも、描いた絵は全て保存しておくことをおすすめします。
②完璧を目指さない!
完璧主義は挫折の元。医者が手術するのとは訳が違います!「失敗してもいい」「雑でもいい」と思うことで、気楽に描けるようになります。
描いているうちに「完璧!」と思えるような絵を描けるようになるかもしれません。
③楽しいと感じる瞬間を見つけて大切にする
モチベーションの源は「楽しさ」。自分が描いていて楽しいもの、嬉しい瞬間を大切にしましょう。

私は絵を描いている時間よりも絵が完成した瞬間が一番楽しいです。その瞬間のために苦しみながら描いていたりします。
④自分をほめる癖をつける!ダメ出しばかりはNG
上手くできなかった部分を見つけて、「次はこうしよう」と考えることは大切です。
それ以上に、描き終わった後に「よくやった」「この部分が上手くできてる」と自分をほめる習慣をつけましょう。小さな成果を認めることが長期的なやる気につながります。
自分をほめることが苦手な方には特に挑戦してもらいたいです。
⑤長い目で見る
絵を描くことは短距離走ではなく、長距離走です。一時的に描けない日があっても、スランプに陥ってもまた描きたくなる時が来ます。
絵は何歳になっても描けますから。

私は数年単位で絵を描かないこともありました。20代前半までは絵を描かない日なんて無かったのに。絵はいつでも気軽に再開できます。
絵は自分に合った方法で楽しく続ける
絵を描くモチベーションを維持するためには、自分のペースで楽しむことが大切です。
小さな成功を積み重ねたり、新しいことに挑戦したりすることで、自然とやる気が湧いてきます。
そして何より「自分の好きに絵を描いて良い」ということを忘れないでください。楽しむ気持ちを大切に、末永く絵を描き続けて欲しいです。
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