「絵を描いてみたいけど、画材をそろえるのにお金がかかりそうで不安…」
そんなふうに思っていませんか?実は、絵を描くのに高価な道具は必ずしも必要ではありませんよ。身近にあるもので始めることもできますし、安くて質の良い画材もたくさんあります。
プロや美大受験やコンペに出品したい場合などは道具を選ぶべきだと思いますので、あくまで趣味やまずは絵を描き始めてみたいという方向けの話です。(プロの方でも画材にお金をかけていない例はあります。)

今回はお金がなくても絵を描く方法や、初心者におすすめのコスパ抜群な画材をご紹介します!
お金がなくても絵が描ける理由
絵を描くことは、「表現したい」という気持ちがあれば始められるものです。実際、世界中のアーティストの中には、最低限の道具や身近なものだけで素晴らしい作品を生み出している人もいます。
必要なのは「道具」よりも「アイデア」
・どこにでもある書くもの(鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、マジックなど)1本と紙(コピー用紙、チラシの裏、どこでも売ってるノートなど)があれば、スケッチやアイデア出しが可能です。
・芸術は高価な道具がないとできないわけではありません。道具をどう使うかが大切です。
お金をかけずに絵を描く工夫
お金をあまりかけずに絵を楽しむためのアイデアをいくつかご紹介します。
① 身近なもので代用する
・紙:コピー用紙やチラシの裏などで練習できます。特にスケッチや下描きには十分。
・鉛筆:家にあるHBやBの鉛筆でスタート可能。シャープペンシルでもOK。
・ボールペン:書き損じても修正できませんが、個人的にボールペンもおすすめしてます。
・色づけ:小中学校で使った画材はどれも使えます。

② 100円ショップを活用する
最近では100円ショップで売られている画材のクオリティが非常に高いです。
【おすすめアイテムの例】
・スケッチブック:小さなサイズのものは練習用に最適。
・水彩絵の具:初めて使うには十分な品質。
・筆やパレット:100円ショップ製でも簡単な絵を描く場合には大きな問題ありません。
・マーカー:ファンも多い秀逸なマーカーです。

③ デジタルで描く(無料アプリを活用)
スマホやタブレットを持っているなら、無料で使えるお絵かきアプリを活用するのもおすすめです。
【無料アプリ例(ご紹介するアプリは課金するプランもありますが無料で使えます)】
• ibisPaint(アイビスペイント)←私はアイビスペイントを使っています。イチオシ。
• MediBang Paint
• SketchBook(基本無料)

当サイトではデジタルで絵を描く方法は取り扱わない予定です。
安くて質の良い画材を紹介!
お金をかけずに絵を楽しむ方法を知ったら、次は初心者におすすめの「安くて質の良い画材」を紹介します。
① スケッチ用のおすすめ画材
• 鉛筆:
例)三菱鉛筆「Hi-uni」やトンボ鉛筆「MONO」など、1本100円〜200円程度で高品質な鉛筆が手に入ります。
• 消しゴム:
例)トンボ鉛筆「MONO消しゴム」は安価で使いやすい。
② ペイント用のおすすめ画材
• 水彩絵の具:
例)サクラクレパス「絵の具セット」や、ぺんてるの「水彩絵の具12色」は1000円前後で購入可能。発色も綺麗で初心者にぴったりです。
• アクリル絵の具:
例)ターナー「アクリルガッシュ ミニセット」はコスパが良く、発色も良いので初心者におすすめです。
③ 紙やキャンバスのおすすめ
• スケッチブック:
例)マルマン「クロッキーブック」は軽量でコスパ抜群。昔から定番のスケッチブックです。価格も数百円から手に入ります。
• キャンバス:
例)「ダイソー」のキャンバスボードは驚くほど安価で高品質。練習用に最適です。

④ 筆
• 水彩用筆:
ホルベインやぺんてるの筆は、1000円以下でも良質なものが多いです。
• 100円ショップの筆:
ダイソーやセリアで販売されている筆もそこそこの品質。
お金をかけなくても上達する方法
① 練習量を増やす
お金をかけるよりも、「たくさん描く」ことが一番の上達法です。身近なものをスケッチするだけでも練習になります。下の画像は実家でペットのウサギをスケッチしたもの。

② 他の作品を参考にする
インターネットや美術館で無料で見られる作品を観察し、模写してみるのも効果的です。
③ コミュニティに参加する
SNSや地域の無料ワークショップで、他の人と一緒に描くとモチベーションが上がります。
絵を描くのに一番必要な物は楽しむ心
お金がなくても絵は描けます。むしろ、身近なものを活用して工夫することで、絵を描く楽しさがさらに増すこともあります。
絵を描くことで得られるリラックス効果や達成感は、道具の値段には関係ありません。まずは気軽に始めてみて、自分だけの表現を楽しんでください!
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